おんなのこブログ

クマの消えないアラサーゆるふわ女子だよ~

アラサー娘の結婚を心配するオカンが第三形態に突入した。

学生時代は「結婚は20代のうちくらいにしたらいいわ~。ま、仕事との兼ね合いよね」って言ってたうちの母。

 

32歳の時に私(次女)を産んで公務員として定年までバリバリ働いてたパワフルな人。

ディスるわけではなく、うちの父は超一般的昭和男性で普通に仕事して家空けてて、進んで育児参加してるわけじゃなかったし、姉妹2人は母が働きながら育てた。

 

そんな母が娘のアラサー突入に伴い、結婚に対しての言論が第三形態に突入した。

 

大学卒業したては母も余裕ぶっこいて「仕事との兼ね合いで結婚とか考えたらいいわ」って言ってた。

 

私が就職してまぁまぁのハードワークで毎日帰りが23時、みたいな生活をおくりだしてからは「まぁ~結婚だけが女の幸せじゃないし、そういうことも視野に入れつつ、まぁ、出会いは巡り合わせだからね。あなたが満足ならいいわ」って言ってて。

 

そして7年目。あと1ヶ月で29歳。彼氏いない暦7年を重ねた娘に。

 

「老後、さびしいわよ…?」

 

って。

 

何この破壊力。

何周回ってその考えにいきついたの。

私の将来想像して悲しくなっちゃってるじゃん!

 

今一度この言葉についてよく考えてみよう。気持ちを落ち着けて。そこの席に座って。動揺して左右に動く目を一回閉じて。深呼吸して。

 

「老後が」「さびしい」「わよ…?」に分けて考える。

 

「老後が」

今じゃない、30代でも、40代でもない。老後。つまり、私がおばあちゃんになって、母も父も居なくなった時にあなたはひとりぼっちになってしまうわよ…という意味だ。幸いにして私には姉が居て、姉の家族もいるから親戚は居るが、それにしたって一つ屋根の下で暮らす「私の家族」はゆくゆくはいなくなってしまう。結婚しない、子孫を残さない、内縁でも伴侶がいないってそういうことだよね。

 

「さびしい」

親不孝者! 孫の顔見せろやぁぁ! と責められているわけでもなく、文字通り「さびしい」という事実をつきつけられているのだ。60過ぎまで仕事をしていた母に「(仕事で自分の居場所を築いたり、食うに困らない程度の金を持ったりしたって)家族がいなけりゃさびしいよ?」といわれたら、私は反論する術を持つわけもなく。確かに、自分を省みてもTV見て笑っても一人、高熱を出しても一人、友人も皆家庭を持ったり老化から疎遠になって、咳をしてもひとり。な境遇に耐えられるほど人間的に強いとは思ってない。

 

「わよ…?」

これが一番怖い。私に疑問系で聞いてきてる。「気付いてないかもしんないけど、そうだからね」って。いや、分かってるよ。実感して動けてはないかもしれないけど、分かってる、分かってるよ。一生一人で居たいとはこれっぽっちも思ってないからね。

 

というわけで、母から思わず出てしまったこの短い言葉。そこに凝縮されたメッセージ性の高さに私は身震いを禁じえないわけなのです。

 

毎日面白おかしくストレスフルに生きてたわけなんですが、今一度自分を見つめなおし、時間を作って、この母を安心させるべく週1で合コンしようと思います。

 

 

……うそだけど。

っていうか無理だよそれは…。

 

母の眠れない夜はまだしばらく続きそうです。ごめん。